人生を愉しむ挑戦家川口 健太朗
トップ/記事/ がんという一次体験

がんという一次体験

大腸がんから12年。最初は30秒しか走れなかった僕へ

川口健太朗

2014年、26歳で大腸がんになりました。

抗がん剤治療は、副作用がとてもひどくて、辛かったです。
治療が終わってから、少しずつ楽になっていったのは良かったと思っています。

その後、昼休みの散歩から、少しずつ走るようになりました。
最初は、30秒しか走れませんでした。

30秒から1分、3分、5分。
やがて3km、5km、10kmと、走れるようになっていきました。

でも、身体が変わっていく一方で、再発への不安は常にありました。

大腸がんから12年が経った今、治療後のことを振り返ります。

※これは僕個人の体験です。治療後の回復や体重の変化、運動できる程度は一人ひとり異なります。

治療が終わり、少しずつ楽になっていった

抗がん剤の副作用は、とてもひどくて辛かったです。

治療が終わって、少しずつ楽になっていきました。
その変化は、良かったです。

食生活も学び、野菜中心の食事に変えていました。
体重が落ちて、身体が軽くなっていきました。

自分では、健康的な身体になっていくと感じていました。

昼休みの散歩から、30秒だけ走ってみる

身体が軽くなったので、昼休みに散歩を始めました。
ウォーキングです。

そこから、だんだん走るようになりました。

最初は、30秒だけ。
その頃の僕は、30秒しか走れませんでした。

それが、1分、3分、5分と、少しずつ走れるようになっていきました。

3km、5km、10km。そして数年後のフルマラソンへ

だんだんランニングをするようになり、3km、5km、10kmと、走れる距離が伸びていきました。

それを1年続けていたら、体重が10kg減りました。

身体が軽くなり、歩くことから始めて、少しずつ走れるようになっていく。
僕は、健康的な身体になっていくと感じていました。

そのランニングが、数年後にはフルマラソンへの挑戦につながります。

始まりは、昼休みの散歩と、30秒だけ走ることでした。

再発への不安は、常にあった

治療後も、不安は常にありました。

いつ、転移や再発をするか分からない。
いつ、人生が終わるか分からない。

そう思っていました。

なので、友人には3年経つまで、がんのことを内緒にしていました。

身体が少しずつ楽になって、走れるようになっていったこと。
その一方で、再発への不安を抱えていたこと。

どちらも、治療後の僕の体験です。

12年後の今、当時の自分に伝えたいこと

12年後の今、当時の自分に言いたいのは、

「自分の思うままに生きてくれ」

ということです。

最初は、30秒しか走れませんでした。
そこから少しずつ走れるようになり、数年後にはフルマラソンへの挑戦につながりました。

再発への不安があったことも、覚えています。

そんな当時の自分に、今の僕から伝えるなら。

自分の思うままに生きてくれ。

そう言いたいです。