がんという一次体験
大腸がんを友人に伝えるまで、僕が3年待った理由
26歳で大腸がんになったとき、毎日のように一緒に飲んでいた仲間には、病気のことを伝えませんでした。
いつ転移や再発をするか分からない。もし自分が死んだら、仲間は辛いだろうと思っていました。
心配をかけたくなくて、僕は連絡を断ちました。
LINEを消して、会わないようにした
LINEをアンインストールして、音信不通にしました。友人とも会わないようにしました。
病気のことを伏せたまま普段どおり付き合っていたのではなく、自分から距離を置いたんです。
3年後、友人の自宅へ
3年が経って、「転移や再発の可能性が低くなったのでは?」と思うようになりました。
これは、そのときの僕自身の受け止め方です。
そこで、直接友人の自宅に会いに行き、がんのことを伝えました。
「教えてくれない方がつらいよ」
友人に言われたのは、
「友達なんだから教えてくれない方がつらいよ」
という言葉でした。
僕は心配をかけないために黙っていました。でも、友人は、教えてもらえないことの方が辛かった。
「ごめん」
そのときは、そんな気持ちでした。