人生を愉しむ挑戦家川口 健太朗
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がんサロン・人とのつながり

がんサロンで話すうちに、僕はがんを受け入れられた

川口健太朗

2018年、町の広報誌でがんに関するイベントを見つけ、参加しました。

そこで配られていたのが、藤沢のがんサロン「ちゃのま」のチラシです。僕が初めて、がんサロンという場所を知ったきっかけでした。

行ってみようと思い、参加してみました。

当事者同士だから、話せることがあった

それまで、自分のがんのことを人に話す機会は、あまりありませんでした。

家でも職場でも、がんの話をすると、みんなが気を使う。当事者同士だからこそ成り立つ会話があるんだと、がんサロンで感じました。

何回か通い、自分の体験を話すうちに、頭の中が整理されていきました。話すこと自体が、自分のがんと付き合い、受け入れることにつながったんです。

それからは毎月のように、いろいろながんサロンや患者会、イベントに通うようになりました。

僕の体験を聞いて、笑顔になった人がいた

がんサロンの運営をしようと思ったきっかけは、ある参加者との出会いです。

70代の女性で、翌週から始まる抗がん剤治療が不安で、泣いていました。

僕が自分の体験を面白おかしく話すと、その方が笑顔になってくれました。

「川口さんの話を聞いて、前向きに治療に臨もうと思えました」

そう言ってもらったんです。

そのとき、僕ががんになった理由を、自分でつくれたように感じました。がんサロンという場で、がんで悩む人の力になれる。支えになれる。そう思いました。

今は、場をつくることが生きがいに

今は、がんサロンを運営することを生きがいにしています。

「がんで悩む人がいない社会の実現」

それが、僕の人生の目的のひとつです。そのために、がんサロンという場をつくり、提供しています。