人生を愉しむ挑戦家川口 健太朗
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がんという一次体験

大腸がんから12年。「人生=仕事」だった僕が、今大切にしていること

川口健太朗

2014年、26歳で大腸がんになりました。
それから12年が経った今、僕が大切にしていることは、当時から少しずつ変わりました。

当時は、仕事=生きること。人生=仕事。
今は、人生=健康的に生きること、と考えています。

最初に変えたのは食生活でした。
その後、がんサロンで仲間の話を聞く中で、病院へ行く時間の捉え方も変わっていきました。

そして今、僕は「病気があってもなくても、自分自身が健康的だと思えていれば、その人は健康的に生きている」と思っています。

最初に変えたのは、食生活だった

がんを経験して、まず最初に変えたのは食生活です。

野菜中心の食事に変えました。
野菜でお腹いっぱいになるくらい、食べるようにしました。

これが、僕が最初に変えたことでした。

これは当時の僕自身の選択です。食事によってがんが治ったという話や、すべての人に同じ食べ方を勧める話ではありません。

「人生=仕事」は、少しずつ変わっていった

治療中も、僕は仕事を続けていました。

3週間に1回、午前中に病院で抗がん剤の点滴を受けて、午後から会社へ行っていました。

基本的に、会社を休むという選択肢が自分の中になかったんです。
当時の僕にとっては、それくらい仕事が人生の中心でした。

その考えは、少しずつ変わっていきました。

がんサロンを通して、仲間の話を聞いたことも、その変化につながっています。
話を聞く中で、病気の早期発見の大切さを考えるようになりました。

病院に行く時間を、もったいないと思うより

今の僕は、病院へ行く時間について、こう考えています。

病院に行く時間をもったいないと思うより、病院で早く見つけた方が、結果的に効率的。

自分自身は、下痢と腹痛が4か月かけて悪化して、仕事中に立てないくらい痛くなってから病院へ行きました。

そんな自分の経験もあり、仲間の話も聞いて、病院へ行く時間の捉え方が変わってきました。

仕事をする時間だけを考えていた当時から、自分の身体のために使う時間についても考えるようになったんです。

病気があってもなくても、健康的に生きる

僕にとって「健康的に生きる」とは、病気があるか、ないかだけで決まるものではありません。

病気があってもなくても、自分自身が健康的だと思えていれば、その人は健康的に生きていると思っています。

一般的な健康法に当てはめることより、その人自身が健康的だと思っているかどうか。
僕は、そこを大切にしています。

これは、僕自身の生き方としての健康観です。病気の診断や、検査・治療の必要性を、本人の実感だけで判断するという意味ではありません。

今、僕が大切にしていること

「人生=仕事」だった僕が、今は「人生=健康的に生きる」と考えています。

最初に食生活を変えたこと。
がんサロンで仲間の話を聞いたこと。
病院へ行く時間の意味を、考え直したこと。

そうしたことを通して、少しずつ変わってきました。

今は、健康的に生きる人を増やしたい。
がんになって悩んでいる人の悩みを、少しでも減らしたいと思っています。

病気があってもなくても、自分自身が健康的だと思える生き方。
僕は、それを大切にしていきたいです。